フランクフルトにあるコロケーションプロバイダーが、2年間で6台のCRACユニットを交換しました。いずれも仕様よりも高温で動作していました。ファンモジュールを抜き取ったところ、問題は明らかでした:工場出荷時のファンは、オープンプラenum(開放型天井空間)の実験室条件向けに設計されており、その施設の床下ダクトによる抵抗には対応していませんでした。
これはよくあるケースです。以下に、ファンを実際のデータセンター環境に適合させる方法を説明します。
すべてのファンには性能曲線が付属しています。しかし、あなたのデータセンターではフィルター、コイル、ダンパー、ダクトなどが追加され、それぞれが抵抗を生じます。実際の運転点は、ファンの性能曲線とシステムの抵抗曲線が交わる点になります。
| 扇風機タイプ | 最適な用途 | 圧力範囲 | ファノバシリーズ |
|---|---|---|---|
| 軸流式(EC) | ラック内クーラー、背面ドア式熱交換器 | 0–135 Pa | FG3G350 |
| 前方曲線型遠心ファン | 中程度の静圧対応CRAC | 50–350 Pa | FF3G |
| 後方湾曲遠心式 | CRAH、レイズドフロア、ダクト式 | 100–1,000 Pa | FB3G/FK3G |
固定速度のAC誘導ファンは、負荷にかかわらず定格出力で動作します。一方、0–10V制御対応のECファンは、データセンターの負荷が午前3時に40%に低下した際に、出力を段階的に低下させます。
| ACファン(ベルト駆動、3hp) | ECファン(FK3G310-4APK-60) | |
|---|---|---|
| 定格負荷時消費電力 | 2,240 W | 790 W |
| 60%回転数時消費電力 | 2,240 W(固定) | 約170 W(可変) |
| 年間エネルギー消費量(8,760時間、60%部分負荷) | 19,622 kWh | 約3,900 kWh |
| 電力単価$0.12/kWhにおける年間コスト | $2,355 | ~$468 |
ファン1台あたり年間約$1,887のコスト削減。10台のCRACを改造した場合、ハードウェア導入費用は12か月未満で回収可能。さらにベルト交換が不要となり、保守コストとしてユニットあたり年間約$200が削減される。
1台の大形ブロワーの代わりに、4台のFW3G200-2AGS-70(200mm軸流型、各1,205 m³/h)を並列設置する。各ファンは75%負荷で運転。1台が故障した場合、残り3台が100%負荷まで出力を上げる。ダウンタイムは発生しない。また、単一ファンのホットスワップは15分で完了。
| ケース | 推奨ファン | 主な仕様 |
|---|---|---|
| CRAC改造用、ラック式床設置型、フィルター付き | FK3G310-4APK-60 | 380VAC、4,000 m³/h、1,000 Pa、84 dBA |
| CRACの改造、230VAC | FK3G310-2APK-20 | 230VAC、3,721 m³/h、950 Pa、81 dBA |
| ラック内冷却装置、低圧式 | FG3G350-2APN-90 | 230VAC軸流ファン、3,500 m³/h、135 Pa、63 dBA |
| ラック背面熱交換器 | FW3G200-2AGS-70 | 230VAC軸流ファン、1,205 m³/h、250 Pa、62 dBA |
| ファンウォール、N+1アレイ | FB3G400-2APK-20 | 230VAC、5,755 m³/h、785 Pa・80 dBA |
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